# JOFI東京 (一社)全日本釣り団体協議会認定
東京都釣りインストラクター連絡機構
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2015年10月10日(土) 水産多面的機能対策発揮活動

渡良瀬川漁協を中心に結成された秋山地区豊かな川づくり協議会と、JOFI東京(今回は1名参加)、WFFJとのコラボによる水産多面的機能発揮対策活動の第3回目のモニタリング作業を実施した。

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今回は何時ものモニタリング調査の他地元氷室小学校の生徒さんやご父兄の方々、先生方も参加していただき親子水生生物観察会も併せて行われた。

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幸い秋山地区は先日の台風18号の影響もそれほど受けずに済んだようで、いくらか掘られたところが見られたり、水量は今までと比べやや多いようであるが、それほど流れに変化はないようでほっとした。

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ところが、時期の問題か?台風18号通過の際いくらかは流れてしまったのであろう? 今までに比べ採取できた水生昆虫の種類や個体数は少なく、ヘビトンボを除くと終齢期に近い大型の個体は非常に少なかった。 また、ユスリカは流れてしまったのであろうか?ほとんど採集ネットには入らなかった。

注目すべきは、カクスイトビケラやチラガゲロウの個体数は多かったのだがヒゲナガカワトビケラは数頭しか見られず、モンカゲロウは小型のものばかり(個体数は非常に多い)であった。 忍野のようなスプリングクリークと異なり、この辺りでは秋型のフタスジモンカゲロウ(成虫)は見られないのであろうか?

それに地元の方も驚いていたのだが、いつもサンプリングしている松崎橋付近でも氷室小学校前でもドジョウが多数採集されたことである。 本来、秋山地区のように川底が砂礫の上流部ではドジョウと言えばシマドジョウの類とばかり思っていたのだが・・・・・

今までのサンプリングではドジョウは採集できなかったことから推測するに、ある程度の降雨があると保水力のないスギやヒノキの山からは表土と共に一気に雨水が流れだし、 田んぼの畔にでも生息していたドジョウまでも川筋に押し流してしまうのではないだろうか?

データの整理は年が明けてからとなりそうであるが、モニタリング調査を重ねっていくに従って、今まで気が付かなかったこともいろいろと分かってくるのではないだろうか・・・・・

鈴木 伸一 報告

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