幸いにも、当日は梅雨の晴れ間。とは言っても青空が顔を出すことは終ぞなく、暑くもなく寒くもなく比較的好条件の下で作業を実施することができた。
 今回は一般参加者の参加はなく、釣りインストラクター6名、若洲海浜公園側1名、計7名の参加であった。相変わらず磯場では取り切れないほどのゴミはあるものの、岸壁や堤防にはゴミが少なくなってきたように感じる。 また、釣り客のマナーも大分向上してきたようにも感じられ、作業中に「ありがとうございます」と幾度か声を掛けられ、我々の活動の成果が出てきたのであればうれしい。

なお、早めに到着した宗圓さん、林さん、渡邉さんには子供さんへの釣り指導も実施していただき、スズキを釣った親子にはその場で締め方の指導、料理方法を教授し大いに感謝されたそうだ。 また、小さなお子さんにもハゼやギンポを釣らすことができ、釣り場クリーンナップ終了時には親御さん共々からお礼の挨拶を受け、釣りインストラクター冥利に尽きる想いであった。

さらに、今回は宗圓さんからの指摘で、非常用浮き輪の点検も一部実施した。転落時、人の命に関わる大切な設備であるにもかかわらず、ロープが持ち去れるなどいざというときに機能しないものも散見され、今後は若洲海浜公園管理者、ヒーロー、JOFI東京3者で安全対策を検討していきたいと考えている。

我々には身の程の活動しかできないが、この活動も良い方向に向かってきていると感じられるひとときであった。

鈴木 伸一　報告

写真提供　宗圓 正義