2010年6月26日(土) いたずらこねこ釣り教室
梅雨の晴れ間を縫って、中野区で活動されている お茶の間「いたずらこねこ」主催の釣り教室(多摩川・是政橋上)が開催された。 参加者の年齢層は3歳からお年寄りまで(幼稚園児1名、小学生6名、中学生2名、大人9名)と幅広く、 時折、小雨がパラついたものの、終始和気藹々とした雰囲気の中で釣りを楽しむことができた。(JOFI東京からは、金澤章さんと鈴木伸一が参加)
都内を流れる多摩川であっても、目線を川の近辺のみに向けると、まだまだ緑も多く、ホオジロ、ウグイス、オオヨシキリなどの野鳥の囀りも聞かれ、 一見長閑なマス川と錯覚させるような豊かな流れも散見できる。
緑地公園前に参加者全員が集合すると、主催者の挨拶、金澤さんの釣りに関しての注意事項に続き、各自に釣り道具一式が配られ、いよいよ釣りの開始である。
釣りは初めての方が多く、先ずは予め金澤さんが用意してきた仕掛けの釣竿へのセット、浮き下の調節、エサの赤虫やミミズの釣り針へのつけ方などを説明すると、 皆さん思い思いのポイントに仕掛けを投入する。
初めは慣れない浮きの動きに翻弄され、合わせのタイミングがつかめず、たまにつかめたとしてもつい力んでしまい、仕掛けが竿に絡んだり、お祭りの連続であった。 ところが、一人一人、合わせのタイミングやコツなどを教えていくに従い、彼方此方で次々と歓声が聞かれるようになってくる。 獲物を手にした子供達の笑顔を見ているとこちらの方が嬉しくなってくるものである。
参加者の中には、一際輝いて見えた、将来が楽しみな小2の女の子も交じっていた。エサ釣りはもちろん、タモで魚を掬う姿も様になっており、 初めてキャストしてみたルアーの飲み込みの速さといったら・・・・・。 そっと見ていると、失敗にくじけず、彼女なりに考えを巡らせ、終には竿の弾力を効かせ見事にキャストできるようになってしまった。 ルアーへのアクションのかけかたも実に堂に入ったものである。
釣果は思ってもみぬ大量で、獲物もオイカワ、ウグイ、ホンモロコ、モツゴ、シナイモツゴと実に多種にわたった。
しかも幼稚園児を含む全員が獲物を手にすることができた。
これを機会に、参加された皆さんが、少しでも釣りに、自然に対して興味を持ってくれることを願うばかりである。
P.S. お昼時、参加者に増田孝子さんからのお菓子の差し入れが配布され、思わぬプレゼントに子供達は大喜び!
鈴木 伸一 報告