2010年7月6日(火) カサゴ稚魚放流
梅雨空の最中、羽田沖&京浜島沖において、東京湾遊漁船業共同組合と日本釣振興会東京支部共催による「カサゴ放流」 (大田区立大森第一中学校の1年生130名が放流体験参加)が実施され、JOFI東京からも勝島会長他5名が手伝いに当たった。
我々が集合場所の「まる八丸」船着場(平和島)に着いたころには、活魚運搬専用の大型トラックで運び込まれたカサゴの稚魚30,000匹の内、 凡そ1割が組合員に依りタグ打ちされているところであった。
開催者の挨拶、放流に関しての説明などが終わると、
カサゴの稚魚は子供達のバケツ・リレーで手早く釣り船へと積み込まれ、
いざ出港と相成った。
目的地は、上空をひっきりなしに大型ジェット旅客機が飛び交う、東京湾羽田沖水域である。
生憎の小雨交じりの空模様であったが、目的地に到着すると、組合員の指示の下に、子供達は歓声を上げながらカサゴの稚魚を次から次へと放流していった。 放流し終わった彼等や彼女達の顔は、皆、遠目にも明らかに清々しい笑顔をしていた。 今回の放流体験を通して、子供達は、命の尊さ、自然の大切さといったものを、身をもって理解してくれたことと固く信じたい。
我々も子供達に負けじと、1人当たりバケツ2杯の放流を体験したが、
側では目敏く「ウ」が我々のカサゴ稚魚放流の様子を伺っていたようである。
鈴木 伸一 報告