2016年11月20日(日) 懇親釣り会
JOFI東京会員の親睦を深めるため、深川から釣り船を仕立てて有志が江戸前のハゼ釣りに興じた。
釣り場は船で一時間ばかりの距離にある木更津港内で、深川近辺のものと比べると釣れる数は少ないものの形が良いとのことで期待は高まる。
出船は8時、幸いべた凪で船酔いの心配は一切なさそうである。当日は前日までの肌寒い雨模様とは一変して穏やかな小春日和。風がないものだから、君津の工業地帯は吐き出される煙や蒸気が地表に滞留し、
あたかも蜃気楼を見ているかのような錯覚を覚えるほどであった。僕は釣り船でのハゼ釣りの経験はないので、道具は一式船宿のものを借りる予定で手ぶらで出かけたのだが・・・・・
ところが、江戸前の釣りを嗜む先輩から道具一式をお借りすることができ、それも竿は和竿だったものだから、もう一端のハゼ釣り師気取りで楽しい釣りに終始することができた。
海底にはハゼは無数にいるようで、と言うか船頭の操船が上手いのであろう、仕掛けを投入する度に当たりはある。ところが、舐めてかかるとハゼと言えどそう易々と釣れるものではない。 先輩は見逃している当たりの方が多いはずと仰るので、おそらく5~6回当たって1度釣れるかどうかの計算となる。
それでも大小取り混ぜて皆さん順調に釣れ続く。
中には一荷で釣り上げる方も
11時半には船頭が次から次へと揚げてくれる天ぷらを肴にささやかな酒宴が始まり、13時半には納竿の運びとなった。参加した皆さんは江戸前の釣りを大いに満喫し、足取りも軽く笑顔で家路に就かれたようである・・・・・
鈴木 伸一 報告