2017年11月7日(日) 秋山地区豊かな川づくり事業
サケの産卵活動のウオッチングを兼ね、渡良瀬川サケ有効利用調査に参加してきた。
現地に到着してみると、夜間には赤城に雪が積もったそうで、山間部から吹き下ろしてくる風は身を切るように冷たい。 受付を済ませ、やがて開会式が始まったころには、今回は気付け薬の類は一切持参してこなかったので、両ポケットにはホッカイロを忍ばせておいたところで心細さが募ってくるばかり。
それでも、釣り場に立ち、一旦サケを見るや否やすっかり釣りモードにスイッチが入ってしまったようで、そんな寒さは一気に吹っ飛んでしまい・・・・・
漁協さんの管理が行き届いているのか?地元の方々の気遣いか?ゴミ一つ落ちていない釣り場は実に気持のよいもので、久々にサケ釣りを堪能させていただくことができた。
足利と言えば、河口から結構上っていると言うのにサケのコンディションは頗る良く、釣れるサケはブナは出ているものの奇麗なものばかり。 しかも、まだ卵を叩く前のお腹のポッテリとした優しい顔の♀までも釣ることが出来、
♂♀2匹釣れてしまうと後は初心者の面倒を見たり、サケの観察に時間を割くなど余裕がでてきてしまうほどで。
時折叩いている♀ザケを見かけるが、びっくりするほど深い場所で産卵している。漁協の方にお聞きすると、度重なった台風の影響が未だに残っているようで、当日は平水の2倍ほどの水量とのことであった。 納得。サケは平水時の河川の様子が本能的に分かるのであろうか? 野生の逞しさと言うか種の保存への執念と言ったものを垣間見たような気がしてならない。
鈴木 伸一 報告